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【保険適応の方は必見】顎変形症の方が医院の検索時にお役立ちするかも?日本顎変形症学会認定医!

矯正歯科Y’s溝の口 院長の山口です。よく矯正治療を始めるために歯科医院を調べていると、色んな学会の名前や認定医などを見かけることが多くあると思います。しかし、実際、その団体や資格のこと全くわからない方がほとんどだと思います。そのため、本日は、顎変形症患者さん必見の「日本顎変形症学会」と「認定医」についてご紹介させていただきたいと思います。私自身も所属し、有している資格となりますので、是非受診する参考にしていただけたら嬉しいです。

日本顎変形症学会とは?

日本顎変形症学会は顎変形症についての学問を取り扱う専門学術団体の一つです。この学会は、矯正歯科や口腔外科の専門家による研究成果の発表、意見交換の場を提供し、顎変形症患者様への治療の質の向上を図っています。また、一般の人々に対しても顎変形症治療の正しい知識を広める活動を行っています。日本各地の矯正歯科医や口腔外科医を中心に、2,810の会員により構成されています。

認定医とは?

日本顎変形症学会認定医」は、特定非営利活動法人 日本顎変形症学会が認定する専門資格です。この制度は、顎変形症の治療における医療水準の向上、安全性の確保、そして次世代の専門家育成を目的としています。顎変形症の治療は、単に歯並びを整えるだけでなく、顎の骨格そのものにアプローチするため、高度な専門知識と技術が不可欠となります。認定医制度は、患者さんが安心して、質の高い、安全な治療を受けられるよう、優れた臨床医を社会に提示する役割を担っています。日本顎変形症学会の認定医には矯正歯科分野と口腔外科分野があります。

日本顎変形症学会認定医取得基準について

認定医になるには、下記における項目を満たしかつ学会の審査に合格した者が認定医を取得できます。

1.歯科医師または医師の免許を持っていること。

2.日本顎変形症学会の会員として、5年以上継続して活動していること。

3.歯科医師または医師としての臨床研修を修了した後、学会が指定する研修施設で、臨床研修期間を

含めて通算5年以上(口腔外科医の場合は8年以上)、顎変形症に関する診療に携わっていること。

4.(公益社団法人)日本口腔外科学会の専門医、または(公益社団法人)日本矯正歯科学会の認定医の

資格を有していること。

5.学会が定める研修実績や診療実績、そして論文業績を有すること。具体的には、学会主催の総会や学術大会への複数回の参加、教育研修会への参加、学術大会での筆頭者としての発表、そして顎変形症の診断・治療計画・矯正治療・外科治療に関する一定数以上の症例経験と報告などが求められます。

これらの厳しい要件を満たした上で、申請書類の提出、筆記試験、そして口頭諮問といった複数段階の厳しい審査に合格して、ようやく「日本顎変形症学会認定医」として認定されます。

なぜ日本顎変形症学会認定医を選ぶべきなの?

顎変形症の治療は、正確な診断、綿密な治療計画、そして外科医と矯正医のスムーズな連携が成功の鍵を握ります。顎変形症学会認定医は、これらの複雑なプロセス全体に精通しており、患者さん一人ひとりの状態に合わせた、最適な治療を提供できる専門知識と経験を持っています。認定医を選ぶことで、顎変形症の専門家だからこそできる、詳細な検査に基づいた的確な診断と、外科手術と矯正治療がシームレスに連携し、安全かつ効果的な治療を受けることができます。また、治療経験が豊富であり様々な予期せぬトラブルにも適切に対応できる知識と経験があります。

まとめ ~顎変形症の治療を検討中の方へ~

顎変形症の治療は、顔の見た目を整えるだけでなく、正しい噛み合わせを取り戻すことで、食事のしやすさ、発音の改善など全身の健康にも良い影響をもたらします。歯並びのことで心配なことや悩みがある方は是非一度矯正歯科Y’s溝の口を受診してください。少しでもお悩みを解決するお手伝いをさせて頂きたいと思います。