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日本矯正歯科学会とは?認定医とは?よく見かけるこの二つの言葉について解説します!

矯正治療を始めるために歯科医院を調べていると、「日本矯正歯科学会」や「認定医」などのワードを見かけることが多くあると思います。しかし、実際、その団体や資格のこと全くわからない方がほとんどだと思います。そのため、本日は、「日本矯正歯科学会」と「認定医」についてご紹介させていただきたいと思います。私自身も所属し、有している資格となりますので、是非受診する参考にしていただけたら嬉しいです。

日本矯正歯科学会とは

日本矯正歯科学会は、矯正歯科に関する専門知識と技術の研究、普及を目的とした学術団体です。日本の歯科矯正にまつわる学会では最も会員数が多い団体です。この学会は、矯正歯科の専門家による研究成果の発表、意見交換の場を提供し、矯正歯科医療の質の向上を図っています。また、一般の人々に対しても矯正歯科治療の正しい知識を広める活動を行っています。日本各地の矯正歯科医を中心に、7,000名程の会員により構成されています。

認定医とは

日本矯正歯科学会の認定医制度は、矯正歯科の専門家として一定の基準を満たした医師に与えられる資格です。この資格を取得するためには、厳しい試験と審査を通過する必要があります。認定医になることで、その医師が矯正歯科治療に関して高い専門性と技術を持つことが認められます。日本矯正歯科学会の認定医数は2800人程度で、歯科医師全体の2.8%で、認定医資格を保有している歯科医師は決して多くないことが分かります。

認定医取得基準について

下記における項目を満たし、かつ学会の審査に合格した者が認定医を取得できます。

1.歯科医師免許を有する者。

2. 歯科医師免許取得後、引き続き5 年以上の学会会員である者。

3.学会指定研修機関における矯正歯科基本研修(以下「基本研修」という)修了の後、その期間を含めて、5 年以上にわたり、矯正歯科臨床研修(以下「臨床研修」という)を修了した者。または、同等の学識、技術、経験を有すると判断される者。

4.学会の認めた刊行物に矯正歯科臨床に関連する論文を発表した者。

5.学会倫理規程を遵守する者

さらに、認定医を取得した後も5年ごとの更新制度が設けられており、その間にも学会への参加や論文発表のノルマが課せられ、矯正歯科分野における知識と技術の研鑽が求められます。

つまり日本矯正歯科学会 認定医とは、矯正歯科分野において常に知識と技術をアップデートし、それぞれの患者さんに適した治療を提供しようと努める矯正歯科医だといえます。

認定医制度の意義

専門性の保証: 認定医は矯正歯科における高い専門知識と技術を有していることが保証されます。

患者の安心: 患者は認定医による治療を受けることで、質の高い矯正治療を期待できます。

医療の質の向上: 認定医制度は矯正歯科医師に対して継続的な学習と技術向上を促します。

こちらの日本矯正歯科学会サイトから認定医の検索ができます。https://www.jos.gr.jp/roster

まとめ

本日は日本矯正歯科学会の認定医についてご説明させていただきました。矯正治療を受診する医院選びの一つの基準として参考にしていただければよいです。矯正歯科Y’s溝の口の院長ももちろん認定医の資格を取得しております。歯並びで心配なことやお困りのことがあれば、是非、初診無料相談を活用してみてください。