アンカースクリューがなければ行えない口ゴボ患者の矯正治療~抜歯を回避し良好な口元を獲得!~
最近、よく『口ゴボ』っていう言葉を耳にしませんか?矯正相談でも『口ゴボ』が気になると言ってご来院される方も多いです。『口ゴボ』の改善には上アゴと下アゴの前歯を多く後退する必要がある為、抜歯が必要となる患者様が多いです。しかし、本日ご紹介する患者様は、アンカースクリューを使用することにより抜歯を行わずに『口ゴボ』の改善を行えた患者様をご紹介させていただきます。もちろん『口ゴボ』と『アンカースクリュー』についても初めにご紹介させていただきます。
『口ゴボ』とは?
別名で上下顎前突とも言います。上下の前歯、もしくは上下のあごが出ている状態になります。口が閉じづらく、無理に閉じると口元が盛り上がり、イーラインより上唇と下唇が著しく飛び出ている形になります。
アンカースクリューとは?
小さなネジ(直径2.0㎜以下で長さ4mm~8㎜程度)を上顎、下顎の骨に一時的に植立し、固定源とすることで歯を移動させる矯正治療法です。骨を固定源とすることで、望ましくない反作用を防止して、目的の歯だけを動かす事ができ、治療期間の短縮、精密で質の高い治療、治療の確実性の向上を図ることができます。従来では難しかった難症例の治療も可能となり、更に歯を抜かずに矯正治療を達成できる可能性も広がりました。その結果、従来の矯正治療で得られる治療の限界幅が飛躍的に広がり、患者さんの負担を軽減し、質の高い治療結果へと導くことができます。植立時は麻酔をしているため、お痛みはありません。麻酔が切れたのちも基本的には痛みが生じることはありません。
症例の概要
主訴:下の前歯のガタガタと口元が出ているのが気になる
診断名:上下顎前突(口ゴボ)


治療Plan
抜歯部位:非抜歯
アンカースクリュー:上あごに二本、下あごに二本

※口元の大幅な後退が必要の為、抜歯治療をご提案させていただきましたが、どうしても非抜歯での治療をご希望されたためアンカースクリューを使用し、非抜歯による矯正治療を行う計画としました。
(抜歯治療の場合の歯の移動)

(非抜歯治療の場合の歯の移動)

治療経過
上あごにアンカースクリューを植立し、上の奥歯を後方に移動を行っています。

下あごにアンカースクリューを植立し、下の奥歯を後方に移動を行っています。

装置撤去時(治療終了)




まとめ
本日は、アンカースクリューを使用することにより抜歯治療を回避することができた患者様についてご紹介させていただきました。もちろん同様な治療方法が全員に可能という事ではございません。診査・診断を行ったうえで条件があった場合にこのような治療についてもご提案させていただいております。なにか歯並びのことで心配なことやお悩み、何でもよいので相談したいことがあれば、矯正歯科Y’s溝の口の初診カウンセリングをぜひご利用してみてください。初診相談は無料となっておりますので、スタッフ一同心よりお待ちしております。
監修歯科医師
山口浩司
資格
- 日本矯正歯科学会 認定医
- 日本顎変形症学会 認定医
略歴
- 鶴見大学歯学部 卒業
- 明海大学形態機能成育学講座歯科矯正学分野 入局
- 明海大学形態機能成育学講座歯科矯正学分野 病院助教